Instagramのリールでは、音源やARカメラエフェクト、クリエイティブツールを使って動画や写真を撮影・編集し、15秒から 90秒のショート動画を作成することが可能です。
投稿したリール動画は、発見タブやリール動画専用スペースに表示される可能性が高いため、フォロワーを伸ばす・認知拡大に繋がりますので、ぜひ活用していただきたい機能です。
今回はリール動画の作成方法、どんな編集機能があるのか、動画作成のコツ、投稿の仕方までをご紹介していこうと思います。
リールが表示される場所
リール動画はフォード投稿と同様、発見タブに表示されます。さらに、リールタブでフォロワー以外のユーザーにもリーチできる可能性があります。
▼発見タブ
▼リールタブ
画面下にあるタブのうちリールのアイコンをタップするとリール動画専用スペースへ移ります。こちらは縦スワイプでオススメのリール動画が次々と流れてくるようになっています。
発見タブ・リールタブには、Instagram側がユーザーの閲覧履歴・コメント・いいね・滞在時間などの情報からそれぞれのユーザーが興味を持ちそうな投稿、また人気のある投稿をランダムでおすすめ表示させています。
▼フォードとプロフィール
フォロワーのフィード(ライムライン)、プロフィールのグリッド&リールタブにも表示されます。
またフィードでは、スクロールしていくと「おすすめ投稿」が出てきます。こちらではフォローしていないが興味を持つ可能性があるアカウントからの投稿が表示されます。
▼ストーリーズ
リール動画はストーリーズでもシェアができますが、15秒までしか再生されません。
左上の「リール動画の全編を再生」をタップするとリール動画の再生画面に遷移します。
リール動画の基本的な作り方と機能
■01 – リール作成画面を開く
プロフィール画面左上・下のタブの「⊞」からリールを選択しリール動画作成画面へ切り替えます。
新しいリール動画作成画面に遷移。
カメラ、テンプレート、アルバムから選択の3パターンから作成をスタートします。
これから写真や動画を撮る場合は⑴カメラ、既にある素材を使用する場合は⑶アルバムから選択します。
⑵のテンプレートは、すでに投稿されているリールのクリップ割やBGMをそのままに素材を入れ替えるだけで動画を作成できる機能です。テンプレートに自分のアレンジを加えてもOKです。
■02 – ⑴カメラからスタートする場合はエフェクトや音源、レイアウトを設定して撮影
カメラボタンをタップすると撮影画面に遷移します。ボタンが色々並んでいますが、機能は以下画像の通りです。
撮影前に音源、エフェクト、レイアウト、動画の全体の長さなどの設定を行うことができます。設定が完了したら動画撮影を行います。撮影後の編集画面でもBGMやエフェクトの変更、動画・写真の追加が可能になっています。
一度撮影すると「位置合わせ」というボタンが出てきます。
こちらは、ひとつ前に撮影した動画の最後のコマが薄く表示されます。コマ撮りなど同じ位置からスタートしたい時に便利な機能です。
■03 – 動画編集
撮影すると「次へ」というボタンが出てきます。すべて動画撮影が完了したらタップして、編集画面へ遷移します。
編集画面にあるボタンの機能は以下画像の通りです。
画面下の「動画を編集」をタップもしくは、上にスクロールすると以下の画面が出てきます。
こちらではクリップの分割や再生速度の調整、別のクリップの入れ替え、スタンプやテキストなどの表示秒数の調整なども可能になっています。
■04 – 投稿
編集が完了したら最後に投稿です!
動画の魅力が伝わるコマをカバーに設定しましょう。
他はフィード投稿と同様、キャプション・タグ・位置情報なども設定できます。
リール動画作成のコツ
リールはリーチを伸ばしやすい投稿の方法です。ただ、動画なら何でもよいというわけではありません。たくさん再生されている動画には、最後まで観たくなるよう工夫されています。
◎冒頭3秒にこだわる
ユーザーは最初に目にした時、数秒で再生するかしないかを判断します。興味を引くような映像を最初に持ってきたりテロップを入れたりするなど動画冒頭をしっかり作り込むことも大切です。発見タブで表示される場合、自動再生・小さめ表示になるので、テロップなどは視認性の高いサイズや色見を使用するようにしましょう。
◎テロップを入れる
音声をオフにしてリールを見るユーザーも多いので、テロップを入れて音声が無くても内容が分かり、楽しめるような動画を作りましょう。
テロップはしっかり読ませるというよりも、パッと見で理解できる文字量を心がけましょう。長い文を入れるのは、読むのが面倒で離脱の原因になりかねませんからね。
◎動画の早さや長さ、テンポを工夫する
リールは最長90秒までの動画を投稿することができますが、長い方が良いというわけではありません。途中で離脱されず最後まで見られる、何度も繰り返し見られる動画がより評価されおすすめに出やすくなります。視聴完了率を上げるためにあえて短めに作成するものひとつです。
また、動きのある動画、展開の早い作りで飽きさせない工夫も必要です。スピードはやや早めにテンポよく。
◎トレンドのBGMやエフェクトを活用する
流行っている音源やリズム感の良い音源はおすすめに表示されやすくなる可能性がたかいです。みなさん、TikTokやYoutubeショートでも流行っている音源・ダンス・エフェクトなどの動画が多く表示されることってありますよね?そして、その音源やエフェクトを使っている他の動画も探したりすることはないでしょうか?自分のあげた動画から音源やエフェクトページに遷移することも評価ポイントになります。作成した動画とそれらの相性が良い場合は意識的に選択すると効果的です。自分らしさをかけ合わせ新しいものを生み出すことが理想ですね( ˘ω˘ )
◎リール投稿はフィードにも表示させ、ストーリーズでも告知する
せっかく作ったリール動画、たくさんの方に見てもらいたいですよね。まずはフォロワーの方々に見てもらうことも大切です。フォロワーの反応が良ければ、良い動画と評価され、フォロワー以外のユーザーにリーチされる可能性も高くなります。また、プロフィールに遷移してきたユーザーに向け、プロフィールグリッドにも表示させておきましょう。
(再表示/非表示は後から変更可能です)
◎キャプションにキーワードを入れ込む
検索機能から流入がある可能性もあります。キャプションにも関連するワードやハッシュタグを入れることで発見してもらえる可能性を少しでも高めるように心がけましょう。(リール動画に限らず、フィード投稿でも同様ですね。)
リール動画の評価において重要視されているポイント
・視聴完了率や音源
→最後まで見られた方が、エンゲージメントが高まりやすく、バズりやすくなります。
ユーザーを飽きさせない工夫が動画に必要です。動画へ文字やBGMを使用したり、元から短い動画にしたりするなども一つの方法です。
・音源やエフェクトページへの遷移
→より多くの人がリールを作成するきっかけになる指標として、重要視されています。人気もしくはキャッチーなものを使うなど使用するものをしっかり考えて選びましょう。
・「いいね/コメント」などのエンゲージメント
→面白さを測る指標として、重要です!コメントやいいねを促すように動画の最後に音声や文字を入れたり、コメント欄に質問を入力してユーザーへ反応を投げかけたりするのもありですね。
おすすめ表示は発見タブと同様でユーザーが興味を持ちそうなものがオススメに流れるようになっていますが、特に重要視されているのが「楽しさ・面白さ」です。
その評価基準が上記に記載した通りです。ポイントを意識・工夫して動画を作成してみてくださいね。
注意!おすすめに載らない動画とは?
以下の様な要素が入っているリール動画はおすすめの対象から外されてしまいますので、確認しておきましょう。
・解像度が低い
・透かしが入っている(他SNSからの転載)
・ミュート(無音)になっている動画
・枠線を含む動画
・文字がメインの動画
・政治的問題を中心に扱っている動画
・既にInstagramに投稿されている動画
TikTokなど別のSNSで投稿された透かし(ロゴなど)が入っている動画をリールとして再投稿した場合、おすすめに表示されにくくなるので注意が必要です。
上記を踏まえたうえで、動画制作することを意識しましょう。